Sony Creative Software
リリース ノート
 
Catalyst Edit™
2015 年 10 月
 
目次
この文書は、以下のトピックで構成されています。
 
1.0 ようこそ
Catalyst Edit をご購入いただき、ありがとうございます。この文書には、Catalyst Edit のインストール方法と使用方法に関する情報が記載されています。
 
2.0 新機能
バージョン 2015.1 での主な不具合解消/変更
  • パラメータ オートメーションを含む OFX ビデオ エフェクト、ジェネレータ、およびトランジションのサポートが追加されました。
  • [プロジェクト メディアの再リンク]ダイアログが追加され、プロジェクトのクリップが移動または削除されたときに、プロキシ メディアで編集したり、新しい場所を選択したりできるようになりました。
  • J カットと L カットを作成できるストリームの編集モードが追加されました。
  • 2 つの隣接するクリップの端を同時にトリミングできるロール トリミング ツールが追加されました。
  • クリップのボリュームをオートメーションできるエンベロープ ツールが追加されました。
  • クリップ インスペクタにレート コントロールが追加され、スローモーションおよびファストモーション シーケンスを作成するために各クリップの再生レートを設定できるようになりました。
  • 簡単に編集できるようにするために、コンテキスト メニューが追加されました。コンテキスト メニューを表示するには、トラックまたはクリップを右クリック(Windows の場合)または control キーを押しながらクリック(OS X の場合)してください。
  • Catalyst Edit タイムラインにマーク イン/アウトおよびループ再生のサポートが追加されました。
  • [プロジェクトのレンダリング]ダイアログにオーディオ チャンネル コントロールが追加され、プロジェクトのオーディオ チャンネルをレンダリング ファイルの目的のチャンネルにマッピングできるようになりました。
  • Apple ProRes 形式にレンダリングする 4K プリセットが追加されました(OS X のみ)。
  • XAVC S ファイルのレンダリングのサポートが追加されました。
  • 非圧縮 10 ビット SD MXF クリップの読み取りおよびレンダリングのサポートが追加されました。
  • プロジェクト エクスポートにおける改善点:
    • Premiere Pro CS6 にプロジェクトをエクスポートするときに、タイトル クリップが含まれるようになりました(マルチラインのテキスト、テキストの角度、テキストの色、背景色、およびシャドー カラーがサポートされています)。
    • Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、テキストの回転およびアウトラインが含まれるようになりました。
    • Avid Media Composer にプロジェクトをエクスポートするときに、トラックのゲインがクリップのゲインとして含まれるようになりました。
    • Premiere Pro CS6 にプロジェクトをエクスポートするときに、トラックのゲイン、パン、ミュート、およびソロがエクスポートされるようになりました。
    • Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、トラックのミュート、パン、およびソロがエクスポートされるようになりました。
    • Sony Vegas Pro EDL または Avid Media Composer にプロジェクトをエクスポートするときに、ネスト化されたタイムラインがメインのタイムラインにエクスポートされるようになりました。
    • Sony Vegas Pro EDL および Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、ビデオ クリップのゲインがクリップの不透明度としてエクスポートされるようになりました。
    • Final Cut Pro X および Avid Media Composer にプロジェクトをエクスポートするときに、オーディオ ルーティング(タイムラインのチャンネル出力やクリップのチャンネル割り当てなど)がエクスポートされるようになりました。
    • Sony Vegas Pro EDL および Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、オーディオ クリップのゲインとオーディオ トラックのゲインがクリップのゲインとしてエクスポートされるようになりました。
    • Sony Vegas Pro EDL および Premiere Pro CS6 にプロジェクトをエクスポートするときに、オーディオ チャンネルのルーティングが保持されるようになりました。
    • Avid Media Composer、Premiere Pro CS6、および Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、マーカーがエクスポートされるようになりました。
    • Final Cut Pro X にプロジェクトをエクスポートするときに、クリップ名が保持されるようになりました。
  • ビデオ トラックのミュートのサポートが追加されました。
  • トラック順序を変更するためにトラック リスト内でトラックをドラッグするサポートが追加されました。
  • Catalyst Edit タイムラインのループ リージョンだけをレンダリングするサポートが追加されました。
  • [整理]モードで最近表示したフォルダを参照するサポートが追加されました。
  • Ctrl+A(Windows)/ ⌘+A(OS X)を押すと、タイムライン上にあるすべてのクリップを選択できるようになりました。
  • [削除]を押すと、メディア ブラウザでファイルが削除されるようになりました。
  • 編集ツール、スリップ ツール、またはフェード ツールを使用してクリップをダブルクリックすると、クリップを選択して、マーク イン/アウト リージョンがその長さに一致するように設定できるようになりました。
  • 編集ツール、スリップ ツール、またはフェード ツールを使用して 2 つのクリップ間のフェードをダブルクリックすると、フェード エリアを選択して、マーク イン/アウト リージョンがその長さに一致するように設定できるようになりました。
  • 隣接するクリップの範囲を選択すると、ネスト化されたタイムラインを作成できるようになりました。複数のクリップからネスト化されたタイムラインを作成する場合は、ソース クリップのトリミング バージョンが使用され、ネスト化されたタイムラインよりも親クリップを長くすることはできません。
  • メディア ブラウザの[ツール]ボタンに[移動]コマンドが追加され、特定のフォルダにすばやく移動できるようになりました。
  • メディア ブラウザの[ツール]ボタンに[エクスプローラで表示]/[ファインダーで表示]コマンドが追加され、選択したクリップが保存されているフォルダでそのクリップを表示できるようになりました。
  • レンダリング時に残り時間が表示されるようになりました。
  • Windows エクスプローラーまたは Finder で Catalyst Edit プロジェクトファイル(.ceditproj)をダブルクリックすると、アプリケーションを起動できるようになりました。
  • ProRes レンダリング テンプレートの説明に、ビットレート情報が含まれるようになりました(OS X のみ)。
  • マルチ GPU 構成の Windows 10 で実行すると、起動時にアプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があったバグを修正しました。
  • レンダリング ジョブを開始直後にキャンセルすると、それ以降レンダリングされなくなってハングする可能性があったバグを修正しました(OS X のみ)。
  • Catalyst Prepare ライブラリのクリップでデフォルトの色補正設定がロードされない可能性があったバグを修正しました。
  • Blackmagic Design Intensity Pro カードが正しく機能しなくなるバグを修正しました。
  • ネスト化されたタイムラインがあるプロジェクトを Avid Media Composer にエクスポートすると、タイムラインにギャップが発生する可能性があったバグを修正しました。
  • 一部のオーディオ デバイスで不適切なサンプル レートを使用して再生される可能性があったバグを修正しました。
  • Apple Retina スクリーンなどの高解像度ディスプレイでドラッグ&ドロップ操作時にサムネイルが表示されないバグを修正しました。
バージョン 1.0.2 での主な不具合解消/変更
  • リップル モードをアクティブにして長さをゼロにトリミングするときに、マウス ボタンを離すまでクリップが自動的に削除されなくなりました。
  • レンダリングの進行中にアプリケーションを閉じてから開き、もう一度閉じると、アプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があったバグを修正しました。
  • ビデオ プレビューのサイズを変更すると、一部のシステムでアプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があったバグを修正しました。
  • プロジェクトをエクスポートすると、HTML レポートからソース列が削除されるバグを修正しました。
  • 別のコンピュータでプロジェクトを開くと、タイトル クリップで予期せずフォントが置き換えられる可能性があったバグを修正しました。
  • 組み込まれている Web ブラウザが TLS 1.2 暗号化をサポートするように更新されました。
バージョン 1.0.1 での主な不具合解消/変更
  • 新しいオーディオ チャンネルおよびトラックのデフォルトのオーディオのパンの種類が[コンスタント パワー]になりました。
  • 編集ツールのキーボード ショートカット(E、C、P、T、および F)が、タイムラインにフォーカスがある場合に使用できるようになりました。バージョン 1.0 では、クリップにフォーカスがある必要がありました。
  • Intel クイック シンク ビデオ デコードを使用した場合に、MPEG-2 クリップの再生パフォーマンスが向上しました。
  • Catalyst Edit プロジェクトに空のトラックがある場合、[プロジェクト] > [エクスポート]を使用するとアプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があったバグを修正しました。
  • [ビデオ処理デバイス]設定を切り替えると、アプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があったバグを修正しました。
  • クリップをタイムラインの最後にドラッグすると、そのクリップがタイムラインの先頭にジャンプする可能性があったバグを修正しました。
  • [ツール] > [メディアを選択範囲に置換]がオフライン クリップで使用できない可能性があったバグを修正しました。
  • メディア ブラウザにオーディオのみの MP4 ファイルのサムネイル画像が正しく表示されない可能性があったバグを修正しました。
  • メディア ブラウザのリスト モードにスパンされたクリップのオーディオ ピークが正しく表示されない可能性があったバグを修正しました。
  • レンダリングの進行中にアプリケーションを閉じると、そのレンダリングをキャンセルできなくなるバグを修正しました。
  • フェード ツールを使用すると、カーソルが誤って表示される可能性があったバグを修正しました。
  • アプリケーション ウィンドウを Retina 以外のスクリーンから Retina スクリーンに移動すると、フレームが変わるまでビデオの Retina 解像度が使用されないバグを修正しました。
  • ョートカット キー(Ctrl+V または ⌘+V)を使用してクリップを貼り付けることができないバグを修正しました。
  • スナップ機能を有効にしてクリップをクリックすると、カーソルが誤って配置される可能性があったバグを修正しました。
  • ディスク容量が不足している状態でディスクへのインストールを試みると、アプリケーションでインストールが正常に行われた旨が誤って示される可能性があったバグを修正しました。
  • 一部のコンピュータでアプリケーションによって誤ってレンダリング エラーが報告される可能性があったバグを修正しました(OS X のみ)。
バージョン 1.0 の機能
Catalyst Edit は 4K、RAW、および HD ビデオ用の集中型高速切り取りツールです。
  • Sony RAW、さまざまな 4K 形式、SD および HD クリップ用の強力で高機能なワークフロー。
  • ビデオの専門家にとってマルチチャンネルのオーディオ ファイルやビデオ ファイルが処理しやすくなるワークフロー。
  • Catalyst Prepare と緊密に統合することで、Catalyst Prepare の編成、色調整、およびストーリーボードのあらゆる操作を Catalyst Edit で利用できるようにしています。
  • 高機能のタイムライン編集ツールにより、タイムラインを高速かつ効率的に切り取ることができます。
3.0 既に報告されている問題
  • 4K メディアのシステム要件を満たしていないシステムで 4K クリップを再生すると、ビデオのプレビューにノイズが表示されることがあります。
  • Intel HD Graphics グラフィック アダプタを搭載した一部のノート パソコンで、アプリケーションの起動が失敗することがあります。グラフィック アダプタの最新ドライバを手動でダウンロードおよびインストールするには、https://downloadcenter.intel.com をご覧ください。
  • アプリケーションに「GPU アクセラレーションを使用するには、OpenCL 1.1 バージョンをサポートする互換性のあるグラフィック カードが必要です。更新されたグラフィック ドライバーをインストールするか、互換性のあるグラフィック カードをインストールしてください。」というメッセージが表示された場合は、新しいバージョンのグラフィック ドライバーをインストールしてください。インストールできない場合は、次の Web サイトから Intel OpenCL CPU Runtime をインストールしてください:https://software.intel.com/en-us/articles/opencl-drivers
  • 高解像度のクリップをプレビューする際にスムーズに再生されない場合は、トランスポート バーをドラッグして[ビデオ プレビュー]ウィンドウのサイズを小さくし、プレビューの解像度を下げてください。
  • 一部のシステムでは、Intel HD Graphics Driver for Windows 8.1 バージョン 10.18.15.4279 を使用すると、トランスコードが失敗する場合があります。以前にリリースされたドライバを使用するか、または Intel で更新されたドライバーがあるかどうかを確認してください。
  • Blackmagic Design SDI または UltraStudio デバイスを通じて外部モニタを使用する場合は、Blackmagic Design Desktop Video 10.1.1 以降のバージョンが必要です。
  • Final Cut Pro X 形式にエクスポートされた Catalyst Prepare プロジェクトを DaVinci Resolve で開く場合に、DaVinci Resolve タイムラインのフレーム レートが Final Cut Pro プロジェクトのフレーム レートに一致していると、色補正情報(リフト、ガンマ、およびゲイン)がインポートされることがあります。
  • 一部のコンピュータで、起動/登録時にアプリケーションがハングする可能性があります。グラフィック ドライバを更新すると、アプリケーションを正常に起動できるようになります。
4.0 動作環境
Catalyst Edit の使用に必要な動作環境は次のとおりです。
  • Microsoft® Windows 7、Windows 8.1、または Windows 10(64 ビット)、または Mac OS X 10.10(Yosemite)または 10.11(El Capitan)
  • 2 GHz マルチコア プロセッサ(4K メディアには 8 コアを推奨)
  • 500 MB 以上のハードディスク空き容量(プログラムのインストール用)
  • 4K メディア対応 SSD(ソリッドステートドライブ)または高速 RAID
  • 4 GB RAM(8 GB 推奨、4K メディアには 16 GB 推奨)
  • 以下のバージョンをサポートする NVIDIA、AMD/ATI、または Intel GPU:
    • OpenGL 2.1
    • 512 MB 以上のメモリ(4K メディアには 2 GB を推奨)を搭載した OpenCL 1.1 以降、または SSE 4.2 以降に対応する CPU
  • このソフトウェアを有効にするには、米国の Sony Creative Software, Inc. に登録情報を提供する必要があります。製品のオンライン登録が必要です。
5.0 インストール
インストール ユーティリティによって、Catalyst Edit で必要なフォルダとファイルのすべてがお使いのコンピュータに作成およびコピーされます。
 
Windows へのインストール
  1. 提供されている Catalyst Edit インストール ユーティリティをダウンロードします
  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従って、Catalyst Edit の該当するバージョンをコンピュータにインストールします。
OS X へのインストール
  1. 提供されている Catalyst Edit DMG ファイルをダウンロードします
  2. ダウンロードした .dmg ファイルをダブルクリックします。
  3. コンピュータ上のインストール先のアプリケーション フォルダに Catalyst Edit アイコンをドラッグします。
6.0 試用版とデモ
Sony Creative Software Inc. のその他の製品の情報または試用版/デモ バージョンをご希望の場合は、弊社の Web サイトをご覧ください。このサイトには、Sony Creative Software Inc. の最新技術情報、試用版、デモ、製品に関するお知らせが掲載されています。
 
試用版およびデモを商用目的で配布するには、Sony Creative Software Inc. の書面による許可が必要です。
 
7.0 Sony Creative Software Inc. へのお問い合わせ
Sony Creative Software Inc. のお問い合わせ先は以下のとおりです。
 
住所:
Sony Creative Software Inc.
8215 Greenway Boulevard
Suite 400
Middleton, Wisconsin 53562
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カスタマー サービス/セールス
カスタマー サービス オプションについて詳しくは、http://www.sonycreativesoftware.com/support/custserv.asp をご覧ください。
 
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